いろんな人がいますから
今日は、いつもよりアクセスが多い。しかも、Firefoxからのアクセスが多い。どうやら、えむもじらさんの記事「Microsoft の中の人も Firefox や Thunderbird を使っていた」から飛んできている人が多いようだ。
まさか、こんなに話題になるとも思わず、少し驚いている。
もちろん、自社製品やサービスを使うようにという方針はあるし、言われなくても、自社製品を愛好している。自社製品をまったく愛せないようだったら、とっくの昔に辞めている。
しかし、それでも自社製品以外を使うことはある。技術的な理由*1やそのときの気分などでブラウザを使い分けているし、メーラー(MUA)もアカウントによって使い分けている*2。元の記事「ホモジニアス vs ヘテロジニアス」に書いたように、技術トレンドをつかんでおくために、意識して、いろいろなソフトウェアを使っているところもある。
まぁ、えむもじらさんは面白そうなネタと思ったので取り上げてくれたのだと思う*3が、もしかしたら、私の会社って、全員が全員、ロボットのように感情も持たず、使うソフトウェアもがんじがらめにトップダウンで統制されているって思われているのではないだろうかとも心配になる*4。もちろん、自社製品以外のソフトウェアを使うに際してのルールはあるし、知財関係では厳しいルールもある。開発中の製品をユーザーに提供する前にまず社員自ら使うようにしようというのはDNAと言っても良いほどの譲れない社としての方針だ。しかし、それ以外の部分は、エンジニアのクリエイティブな発想を活かすような柔軟な組織文化が多く残されている。バザールと伽藍といい、なんか勘違いされているところが多いようにも思う。実際には、いろんな人がいる普通におもしろい会社だ。