家庭のPCをまとめて処分することにした

LinuxやBSDをコンソール*1で利用するには古いマシンでも大丈夫ということで、自宅にはかなり古いマシンが数多く残っていた。だが、昨今の仮想マシン(VM)の普及に伴い、古いマシンを実際に保持する必要性はかなり少なくなったことを鑑み、この際、一気に処分することとした。

まず、IBM(現Lenovo)のThinkPad。ThinkPad560とThinkPad600と2台ある。ThinkPadは気に入っているので、とっておきたかったが、ThinkPad560はすでに液晶部分はとりはずしてある。起動させるにも外付けのディスプレイが必要で、ちょっと不便。さらにはいくらコンソールでの利用とは言っても、CPUパワーなどの力不足は否めない。ThinkPad600は起動時にシステムエラーが頻発するようになってしまった。何度も起動を繰り返せば、そのうち起動するのではあるが、あまり効率的ではない。この2台は思い入れも大きかったのだが、泣く泣く処分することとした。

次にDELLのLatitude XPi P90D。Pentium 90の入ったマシンだ。可搬式のHDDユニットを持っており、複数のHDDユニットを用意していれば、いくつものOSを切り替えて使える画期的なマシンだった。DELLの純正のHDDでないといけないところがいまいちであったが、それでもなけなしの小遣いからHDDユニットを複数購入し、いろいろな実験の際には入れ替えて使ったものだ。最近では、Windows NT 4.0を起動するときに使っていた。

あとは、歴史的*2名機であるDECpc 433dxLP。私はCPUを換装し、466にしていたのだが、あのスタイリッシュなボディと当時としてはバランスのとれた性能は自社製品だったということを差っぴいても評価されて良いマシンだろう。今でも全く問題なく動作し、Debianを入れ、家庭内でNIS/NFSサーバーとして動作していた。

最後に、PCではないが、ソニーの液晶ディスプレイも今回思い切って処分することとした。液晶部に傷が入ってしまっているのと、接触が悪いのか、背面部をとんとんと叩かないと表示しないことがあり、これだけ液晶ディスプレイが安くなっている中、修理に出すのも馬鹿らしいので、処分を決定した。

各社のリサイクルサービス

さて、以上のように、処分することを決めたので、各社のリサイクルサービスに申し込むこととした。

まず、Lenovo。Web上ですべて受け付けてもらえる。モデル番号とシリアル番号を入力するのは当たり前としても、購入年月を聞かれたのには困ってしまった。もうかなり前のことだから、忘れているって…。適当に入力しておいてたが、Web上では受け付けられたようだ。支払いはコンビニ支払いか郵便振替のみ。

次にDELL。こちらもWeb上で受け付けてもらえる。モデル名以外にサービスタグを入れるようになっているのが、DELLらしい。支払いはコンビニ、郵便振替、銀行振り込み、カードから選べる。さすが。

ソニーもWebから受け付けてもらえる。支払いはコンビニ、郵便振替、カード。こちらも親切。

ちょっと対応があんまりだと思ったのが、HP。DECpcの回収なので、HPに依頼する必要があった。Webを見ても、どこにも申し込み方法が書かれていない。窓口の電話番号とメールアドレスだけあるので、電話してみる。すると、当たり前のように、受付処理が進んでいったので、おそらく電話での対応が標準なのだろう。なんとも前時代的。さらに、電話では申し込みは完結しない。電話では連絡先を聞かれるだけであり、その後、申込書や手続きが書かれた説明書が郵送されてくるという。ほかはすべてオンラインで処理できるのに比べて、サービスレベルは格段に落ちる。本当にコンシューマーPCやる気あるのかと疑ってしまった。

なお、回収料金はどこも一律\3,150だ。

実際の回収は今後

今回はまず申し込みを済ませただけであり、この後、ゆうパックで送ることになる。ここで各社のサービスに差が出るとは思わないが、もし何か気づいたことがあったら、ここでレポートしたいと思う。

残りのPC

ところで、これだけ古いPCを処分しても、まだ自宅には6台PCがある。全体的に古いPCが多くなっているので、メインのマシンだけでもアップグレードしたいと思う今日この頃。

*1:GUIじゃないという意味

*2:と勝手に私が思っている