ネットカフェに暮らす人々

asahi.com 生活困窮の若者、ネットカフェ転々 支援団体にSOSも

低料金でシャワーや個室などを完備するネットカフェで生活する若者が都市部で増えている。彼らの多くが、生活が困窮し、家を失った若年フリーターだ。

最近、ネットカフェに行くことが多いので、この状況はなんとなくわかる。確かに低料金で『仮眠』できるようにはなっているので、生活に貧窮した状況では、ここで『暮らす』ことを考える人たちが増えてきても不思議ではない。

この記事では、やむを得ずネットカフェを転々とする若者のことが書かれているが、生活に困窮していなくても、あえてネットカフェを逃避先にすることもあるのではないだろうか。少なくとも、ネットカフェを昼間に利用したときに見た何名かのサラリーマン達は以前ではさぼって公園で昼寝をしたり、映画館で時間をつぶしたりしていた営業マンだろう。私も正直、プチ蒸発することがあったら、今ならネットカフェに行くだろう。

総じて思うのは、ネットカフェは本来の漫画を読む空間やインターネットアクセスをする空間とは別の目的を持ちつつあるのかもしれないということだ。業者にとってはビジネスチャンスではあるものの、想定していたのと違う利用をされていることに戸惑っているというのもあるように思う。