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Twitterでの投稿は40%が無意味なおしゃべり

ネット社会

Twitterでの投稿は40%が意味が無いただのおしゃべり。Pear Analyticsが行ったTwitterに関する調査 (Twitter Study - August 2009)からこのような米国のTwitterユーザーの行動パターンがわかった。

6つに投稿を分類してみると

このレポートでは、Twitterの投稿を以下の6つに分類している。

  • ニュース(News): CNNやFoxで扱われるような一般ニュースを示す。TechCrunchのような技術系ニュースやソーシャルニュースは含まない
  • スパム(Spam): 「たった1日で3,000のFollowerを得る方法」のような投稿
  • 自己宣伝(Self-Promotion): 企業による製品やサービスに関する投稿やTwitterでのみ行われる企業の宣伝
  • 無意味なおしゃべり(Pointless Babble):「今、サンドイッチ食べてます」のような投稿
  • 会話形式(Conversational): インスタントメッセージのような形でFollower/Followingの間でやりとりする投稿、または質問や投票のような形で会話を促す投稿
  • 価値の回覧(Pass-Along Value): RTを含む投稿

このレポートでは、@が含まれる投稿は、ほかの分類に含まれるものであっても会話形式と分類される。

このような分類で、月曜日から金曜日まで2週間に渡ってランダムに選んでだ2,000の投稿を分析したところ次のような結果が得られた。

トップが40%で「無意味なおしゃべり」、次に「会話形式」の投稿、そして「価値の回覧」の投稿と続く。

レポートでは、さらに時間帯による分析や曜日による分析も行っている。

ここで注意して欲しいのは、この調査は平日の午前11時から午後5時までの間の投稿に対して行っていることだ。時間帯による分析で朝や夜の分析が無いのはそのためだ。個人的には、平日の昼間にTwitterで会話を続けられるほど暇な人はそんなに多くないと思うし、「意味のあるおしゃべり」をするにも時間が無いことが多いので、その時間帯だけ見られると、勢い「渋谷なう」とか「すずらんで、つけ麺食べた。うまし」とかばかりになるだろうとも思う。米国人の行動パターンはわからないが。

ただ、ほかの時間帯や週末を入れたとしても、「無意味なおしゃべり」が大半を占めていることには変わりは無いだろう。むろん、何をもって「無意味なおしゃべり」とするかは、実はかなり難しいと思う。

このレポートでは、このような「無意味なおしゃべり」にあふれるTwitterに対して、どのように対応すべきかの結論として、意味のある投稿だけを抽出するPhiltroのようなフィルタリングサービスの利用を勧めるなどしている。生産性を極限まで高めなければいけない米国ビジネスマンには敬意を表するが、個人的には、「無意味なおしゃべり」が大半を占めないTLなど見たくも無い。ノイズが適度に混じっているからこその心地よさが、「ミクシィ疲れ」などの言葉で示されるような窮屈感や義務感抜きに楽しめる場になっている。

Twitterの目指す方向

レポートの結論は、バカなコンサルが綺麗にまとめたようなものになってしまっていて残念な感じだが、レポートの冒頭に面白い指摘が書かれていた。

それは、Twitterのログイン画面の変化だ。

最近、Twitterのログイン画面がリニューアルしたのは知っていたが、深く考えていなかった。だが、画面に書かれているメッセージの変化が興味深い。

Twitterは「いまなにしている?」という質問に短い文章で答えることによって、友だちや家族、職場の同僚とつながり合うサービスです。

あなたの今を共有して、ツイッターで世界の出来事を知ろう

Pear Analyticsのレポートでは、"Does that mean that Twitter is trying to become a real news source of citizen journalists?"、つまり「これはTwitterが市民ジャーナリストによる真のニュースソースになろうとしているという意味だろうか?」と指摘している。

Twitterブログの「ログインページをリニューアルしました!」にも次のように書かれている。

Twitterは、単純なソーシャルネットワークシステムから、全く新しいタイプのコミュニケーション、そしてタイムリーな情報を入手できる貴重な情報源へと変貌しました。

<中略>

オープンかつタイムリーに情報を交換することは、世界へもよい影響を与えますし、Twitterが担う役割もあります。検索機能の質の向上や傾向分析に関し、われわれにはすべきことがまだ沢山あります。しかし、もっと「発見」という側面に焦点を当てるなど、Twitterを新たな視点で見ることが、Twitterをより幅広く活用してもらうための大事な始めの一歩です。より新しい人やアイデア、意見、イベント、情報源を求め始めた人たちは世界中に沢山いるのです。

ログインページをリニューアルしました! - Twitterブログ」より

これはTwitterがニュースソースとして舵取りをしたと考えても良いのかもしれない。程よいS/N比を保った上での新しいニュースソースとしてTwitterは進化していくのだろうか。

<更新: 8/17 - CNET Japanでも紹介されていた。

Twitterへの投稿、40.5%は「意味のないおしゃべり」--米調査

知っていたら、こっちには書かなかった。一応、Googleニュースなどで検索して、どこも紹介していないようだったから書いた(なので、私のほうが日本では先)のだけど、本国のほうのCNETなどで書かれていないかを確認すべきだった orz>