ドライブのおともにAndroid

ちょっと前までヘビーiPhoneユーザーだったのだが、年末に愛用のiPhoneが入水自殺したのを機にAndroidを使うようになった。まず、使っていなかったHTC MagicであるGDD Phone*1を復活させ使い始め、その後Nexus Sにアップグレード。1年半以上前のGDD Phoneでも十分使い物になったが、Nexus Sはあまりに快適すぎて周りの電気製品の役割を全部これで置き換えてしまいたくなるほどだ。

今日、所用で南房総に車で出かけた。Androidのカーナビがそこそこ使えることは確かめていたのだが、今日その真価を改めて確認出来た。

電源

Nexus SはミニUSBなので、車のシガープラグに差し込める通常のUSB充電器で電源を確保。これでバッテリー切れの心配はない。

カーナビ

Androidのカーナビに音声認識で行き先を指定し、あとは走るだけ。

YouTube動画のように音声認識されないだろうと思っている人もいるかもしれないが、そこそこ有名なランドスケープならばだいたい一発で認識する。ダメでも手で指定すれば良いからそんなに手間ではない。私の悪声でも行きも帰りも一発で認識された。ルートもまったく問題なし。GPSが補足できなくなった区間がある*2が、補足できるようになったらすぐに現在地を更新し案内を再開してくれる。通常のドライブならばこれで十分だろう。

参照:Google Japanブログ Google マップナビで楽しいドライブを

ただ、念のため言っておくと、私は本格的なカーナビを所有したことはない。ポータブルナビを使ったことがあるくらいだ。なので、このべた褒め評価は多少割り引いて聞いておいたほうが良いのかもしれない。

ラジオ

私はテレビは見ないけれどラジオは良く聴く。外出する際もAndroid版のradikoでラジオを聴く。今日も車でradikoを起動した。これが実に快適。

東京の西側から南房総までFM波が安定しているFM局は無い。NHKは唯一3県をまたがって安定したサービスを提供しているが、周波数が3県で異なる*3。つまり、今までは周波数を合わせ直す必要なく出発してから到着まで聴き続けられる局が無かったのだが、radikoを使うことでこれが解決する。

radikoJ-WAVEを聴き始めたならば、携帯の電波が途切れない限りはずっとこの局を聴き続けられる。実際には、携帯の電波が途切れてしまったことも少なくなかったのだが、それでもFM波と比較してダウンタイムはずっと短かった。驚いたことにトンネルの中でもほぼ途切れることなく聴き続けることが出来た。首都圏の高速のトンネルだけでなく、南房総の一般道でも途切れなかったのだが、小型の基地局が整備されていたかトンネルが短かったためだろう。

Androidでカーナビとラジオのどちらも聴くことによるもう1つの利点はボリューム調整を自動で行ってくれることにある。カーナビの音声案内が入るときに、radikoの音声が一時的に停止する。auのEZ助手席ナビ*4を使っていたときにはカーナビの音声がカーオーディオによって聴こえないことがあったのだが、そのような心配はなくなった。

Androidにはradiko以外にもラジオを聴くアプリが用意されている。今日はTuneIn Radioを使ったのだが、これ使うことで地球の裏側でも日本の地方局やコミュニティラジオでも聴くことが出来る。南房総を走っているときに同じ海を挟んで向こう側の湘南ビーチFMを聴いているのはなんともシュール。陽が落ちた海ほたるでSan MateoのJazz 91を聴いてみたが、これも悪くない。TuneIn Radioを日本語訳がひどすぎるのだが、これはご愛嬌か。

Androidでドライブがこんなにも快適になるとは思ってもいなかった。iPhoneに戻ることはもうないかな*5

** かなりバイアスのかかった意見かもしれないので、話半分で読んだほうが良いかも。勤務先からポジショントークと思われても仕方ないし。でも、ついこの間まではAndroidはあっても使っていなかったのは事実。食わず嫌いはいけないという良い例か。

*1:HT-03Aと同じ

*2:トンネルとか

*3:[http://www.nhk.or.jp/fm/frequency/tvres5/h50303.htm#kantokosinetu3:title=NHK:各地域の周波数]

*4:NAVITIME提供

*5:またiPhoneを触りだしたらどうなるかわからないけど