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はてなが好きだ 〜 ダイアリーとブログの狭間で 〜

ネット技術

私は はてなが好きだ。

前職のころ、当時近藤さんの書いた「『へんな会社』の作り方 常識にとらわれない『はてな』の超オープン経営」という本を読んで、えらく感銘を受けた。多くの情報を外部に対してさえ共有することの背景や技術者が自由に開発するための工夫、ユーザーを中心にした製品開発の考え方など、どれもが大変参考になった。今思えば、Googleやほかのネット企業なども同じような企業文化を持っていたのだと思うが、それでも「へんな会社」であることを厭わず、すべてに対して疑問を持ち、新しいことを工夫する。そんな会社がとても輝いてみえた。

自分でもはてなダイアリーにブログを開設し、はてなブックマークでブックマークを共有した。最近でこそやらなくなってしまったが、人力検索はてなでも積極的に回答をしていた。はてな社内の勉強会がポッドキャストで提供されていたように記憶するが、それも聴いていた。

TwitterとかFacebookなどが出てきて、ブログを書く頻度も減ってしまっていたが、それでも量のある文章ははてなダイアリーに書いている。それくらい、私は はてなが好きだ。

はてなユーザーははてな村住民と言われることもある。それはちょっと癖のある人たちという意味であったり、偏りがちな集団であるという意味であったりするのだろうけれど、わからなくもない。時として、そのような偏った議論を見ると悲しくなることもある。だが、それでも私は はてなが好きだ。たとえ、自分が「死ねばいいのに」タグをはてなブックマークでつけられたとしても、私は はてなが好きだ。

そんな はてなが はてなブログをリリースした。

当初クローズドベータとしてリリースされたが、今では誰もが使うことができる。

はてなダイアリーはブログとしては癖があった。なので、新しいブログシステムを開発するのは正しい選択だと思う。今の時代のブログを改めて提供する。1ファンとしても嬉しく思うし、応援したい。

自分でも使ってみたい。だが、すでにはてなダイアリー以外にもBloggerでブログを持っている。FacebookGoogle+でまとまった量の文章を書くこともある。これ以上ブログを増やすのは無理だ。

それよりも、もっと不安になることがある。はてなダイアリーの今後だ。すでに私の周りでも心配な声があがっている。すぐにサービスが停止されることはないだろうが、新しい機能追加などはそう期待できないのかもしれない。私も製品の開発を担当しているからわかるが、ユーザーのことを考えても、いつまでも類似の2つのサービスの開発/保守を両立させることはできないだろう。これを気に、WordPressで自分でブログを立ててみたとかいう話も聞こえてくるが、私はそんなことは考えていない*1。私は はてなが好きだ。

はてなダイアリーからはてなブログへの移行も計画されていると聞く。はてなダイアリーには過去の投稿をエクスポートする機能があるので、はてなブログ側でそれをインポートするような形になるのだろうか。

私は移行に加えて、既存のはてなダイアリー側からのリダイレクトを切望する。ある私の過去記事のURLを表示しようとした時に、移行後のはてなブログの当該のページにリダイレクトされる。トップページもそうであるが、各ページがすべてリダイレクトしていれば、昔の記事がどこかにブックマークされていたりした場合や過去のTwitterのツイートに含まれたりしている場合でも、迷子になることはない。

さらに贅沢を言うならば、同じ会社のサービスなので、はてなブックマークについては中のURLを移行後のはてなブログのURLに変えて欲しい。そうすると、昔のはてなブックマークのエントリーであっても、移行後のページをポイントすることになる。また、移行後のページのURLではてなブックマークしても、以前のはてなダイアリーのページのURLでブックマークしたものと同じものと判断されるので、以前のコメントなども参照できる。

と、ここまで書いて気づいたが、結構これは大変だ。リダイレクトにはシステムの負荷もかかるだろう。ユーザーとしてもここまで本当に必要かわからなくなってきた。中の人の仕事を無駄に増やしてしまってはいけないのかもしれない。

これは一意見に過ぎないが、はてなダイアリーの今後について知りたいかなと♪

私は はてなが好きだ。

*1:今のところ