2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

運命に翻弄されたIPv6

「IPv6の利用が広がれば,あらゆる人や街が有機的にネットワークにつながる。このような世界を実現することにかけては,日本企業が一番だ。IPv6への取り組みで先行すれば,インターネットで独り勝ちしている米国を追い抜くこともできる」。2000年12月18〜19…

はてなが好きだ 〜 ダイアリーとブログの狭間で 〜

私は はてなが好きだ。前職のころ、当時近藤さんの書いた「『へんな会社』の作り方 常識にとらわれない『はてな』の超オープン経営」という本を読んで、えらく感銘を受けた。多くの情報を外部に対してさえ共有することの背景や技術者が自由に開発するための…

Twitterのお気に入りはなんのため

未だにTwitterのお気に入り(Favorite)の使い方を決めかねている。Twitterだけではなく、ブラウザのブックマーク/お気に入りも基本的には使い方は2つある*1。永続的に記録したいものと、一時的に記録しておきたいものだ。後者は「後で読む」的な使い方と…

ハッカー文化が日本を救う

吉岡弘隆さんという人がいる。IT業界では「カーネル読書会」の主宰者として知らない人はいないほどの有名人だ。実は吉岡さんはDECという会社での私の大先輩だ。私がソフトウェア本部で顧客向けのシステムの開発や販売をしていたころから社内で積極的に発言を…

不連続への挑戦

昨夜見たテレビに橋下新大阪市長が出ていた。制度疲労を起こしている現在の行政に対し、「不連続」への挑戦をしなければいけないと主張していた。近い将来破綻することがわかっている年金制度をネズミ講と酷評し、単に「続ける」ことだけを目的としているも…

IPv6への投資を無駄にしないために

2000年代前半にe-Japanという国家主導のIT戦略があった。世界トップのIT国家とすべく高速インターネットの世帯普及率を高め、電子政府システムや各種ネットサービスを充実させることを目的とした。森元首相が所信表明演説でITを国家戦略の柱にするとしたこと…

日テレの箱根駅伝サイトにみるデータの可視化の重要性

昨日と今日、恒例の箱根駅伝が行われた。母校が出場していることもあって、毎回楽しみにしている。今回も我が母校の後輩たちを応援したが、東洋大の各選手の走りがあり得ないぐらいに素晴らしく、とてもかなわなかった。往路では、じっくりと地デジでコース…

デジタル社会に生きるということ

アトムからビットへこう言ったのはMITメディアラボ創始者のニコラス・ネグロポンテだ。物質であるアトムから情報であるビットへのシフトが始まっていることを彼は繰り返し伝えた。 アトム(物質)とビット(情報)の根本的な違いを説明する <中略>世界的な…