フリーソフトの動作が必要以上に気になる

正体不明のソフトウェアにも書いたのだが、フリーウェアとして公開されているソフトウェアに悪意のあるコードが紛れ込んでいないことを完全に確認することは難しい。

実は今回、ある人気商品を購入するために、某ECサイトでの注文を自動化するソフトを使った。このソフトはロボットのように在庫の有無を監視し、在庫ができた段階で、すぐに発注する。非常に便利なソフトだ。

自動注文の仕方にはいくつかの設定があったのだが、私は完全自動化を行ったため、このソフトにECサイトのパスワードを含むアカウント情報を入力する必要があった。ソフトはPC上で動作するため、この段階ではアカウント情報は自分のローカルPCに保存されているに過ぎない。ただ、もしソフト作成者に悪意があれば、アカウント情報をログインするためにECサイトに送るだけでなく、ある別のサイトに送ることも可能だ。ECサイトにはクレジットカード情報から個人の住所や電話番号なども格納されているため、もしこのアカウント情報を不正に利用すれば、どんなことでも可能だ。

もちろん、今回使ったソフトはそのようなものではない。あるはずがない。きっとないだろう ;-)

まじめな話、ネットでも悪い評判は一切無かったので、まずは大丈夫だと思う。だが、心配性の私はソフトを使用終了後*1ECサイトのパスワードを変更し、Windowsを以前の復元ポイントまで戻しておいた。

CGMが普及する中、名の知れた企業以外が提供するソフトというのも一般化していくだろう。何か、そのようなソフトの動作を保証するような仕組みは作れないものか。Wisdom of Crowdsということで、ネットの善意を信じるというのも方法だと思うが、利用者の少ないソフトなどについてはCrowdsが存在しない。

*1:商品の注文後