安易なPDFリンクは嫌だ
すでに良く言われていることだけど、今回、ちょっと自分もいらいらしたので書いておこう。
会社情報とかプレスリリースとか、おそらく実際の配布物がそうだったからだと思うんだけど、ウェブサイト内で安易にPDFを置くだけで情報発信を済ませてしまっているケースが多い。
クリックしてPDFを開いても、PDFである必然性はあまりない。HTMLで表現できないようなものはそこには無い。
ウェブ上で閲覧できるのだから悪くは無いのだが、Adobe Readerの起動が遅くてすぐに中を見れないのとブラウザの一環した操作が妨げられるので、よほど強い興味を持ったものでないと、PDFは開かない。
もちろん、どっかの学会で発表した、2段組でフッターまであるような論文だったり、PowerPointをPDFに変換したものだったりの場合はPDFで仕方ないと思う。というか、HTMLでがんばっちゃってもらうとかえってブラウザによっては見えなくなったりするかもしれないから、PDFで良い。
でも、それ以外の場合は、HTMLにして欲しいなぁ。中の人もアクセス解析すれば、PDFを開いている人がそんなに多くないのは分かると思うんだけど。もちろん、PDFのリンクにアクセス解析用のタグをちゃんと埋め込んでいれば。
解決策としては、1) ウェブマスター君ががんばる 2) Adobeさんががんばる 3) サードパーティががんばる かなぁ。Adobeさんががんばるとしたら、Adobe Readerをもっと軽快にするとかHTMLへのコンバーターを用意することかと。サードパーティはAdobeさんががんばれなかったときにがんばるか。すでにサードパーティはたくさんあるようだけど、これという決め手が無いみたい。
[追加]Adobe Readerの起動が遅いと書いていたが、Reader 9は速い。いちゃもんつけてすみませんでした。
あと、PDFは電子署名を付けれるので、ダウンロードしたPDFをそのままメールなどで回覧しても、中を改ざんされる可能性は無い。文書の真性が証明される。そのため、プレスリリースやIR関係の文書などはPDFである理由はあると思われる。