適切なUA判別によりUIを変更すべきケース
マイクロソフトの日本語のトップページを訪れると、次のようなリンクとオーバーレイでウィンドウが表示される。
IE8へのアップグレードを勧めるのは当たり前なので、そこにケチを付けるつもりは無いのだが、問題はこれがWindowsからIE8を使っている場合にも表示されることだ。
私は最近、IE以外のブラウザを使うことが多かったので、これを確認したマシンでまだIE8へのアップグレードをしていなかったのかと思い、思わずバージョンを確認してしまった。だが、間違いない。きちんとIE8へアップグレードしてある。私の環境依存の問題かと思って、Twitterでつぶやいてみたところ、どうやらそうではないことが判明した。
言うまでもないが、IE8にアップグレードされている人にIE8を勧める必要は全く無い。むしろ、
- (技術動向をウォッチしているのではない人には)新しいIEが出たのかと余計な確認をさせることになる。
- (技術にそこそこ詳しい人には)自分のブラウザのバージョンを確認させることになる。
つまり良いことは何もない。
ちなみに、MacOSからアクセスした場合にも、これが表示されたのだが、いったいどうしろと?
UA (User Agent) のチェックで簡単に表示/非表示の有無を設定できるのだから、せめてそれくらいしたらどうだろうか。Cookieを見て、一度クローズした人には二度と表示させないようにするべきだとか高度なことはこの際言うまい。
Sony Styleでの問題
最近、PCを購入しようと思って、Sony Styleを訪れた際のこともついでなので書いておきたい。詳しくは、Twitterでのつぶやきをtogetterにまとめてあるので、そっちも参照して欲しい。
Togetter - Sony StyleのIE以外のブラウザに対する対応
ここでの問題は2点だ。
- サポートブラウザのチェックを適切なタイミングで行っていない。さんざんユーザーにオプションなどの選択をさせて置きながら、最後の購入プロセスで初めてブラウザがサポートされていないことが伝えられる。
- システム要件が書かれているページの情報が間違っている。
後者に関して言うと、なんら技術的な問題ではなく、IE8が含まれていないこと*1や実際には動作するにも関わらずFireFoxが含まれていないことなどの問題。わざわざアクセスする前にシステム要件を見る人はいないと思うが、エラーになった際に、何ならアクセスできるのかの拠り所ではあるのだから、正確な記述を心がけるべきだ。実際にはMacOSでもFireFoxを使えばアクセス出来るのだから、もし今の説明で諦めてしまっているMacユーザーがいたら勿体無い。
UAチェックに関しては言いたいことは山ほどあるんだが、あきらかにサイト側で勿体無いことをしているなーと思われる部分を指摘してみた。もっとちゃんと仕事しようよ。自戒を込めて。