Twitterの★が♥に

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Twitterの★が♥に変わった。「お気に入り」という機能が「いいね」に変更されたわけだ。

すでに巷ではいろいろと騒がれているので、何か書くには出遅れ感があるが、少し思うところを書いておきたい。

私は以前、以下のようなブログ記事を書いていた。

takoratta.hatenablog.com

これは「お気に入り」という曖昧な名前と機能について考察した記事だった。当時は、ツイートを(ブックマーク的に)記録するという用途のために「お気に入り」捉えており、永続的か一時的かという記録期間で使い分けがまだ定まっていないと書いていた。

それからしばらくして、今回、公式にこの機能は「いいね」であると決められ、名称もアイコンも変更されたわけだ。私の考察とは異なり、単なる感情を表す機能と再定義された。正直、「お気に入り」という名前はブラウザのそれを想起させ、ブックマークとして利用していた人も多かったのではないかと思う。

提供側の意図はわかるが、この変更は結構悩ましい。

一度、曖昧な形で提供し、利用者にその意味合いや使い方を委ねていたものを、今になって用途を明確にしても、それは支持されるだろうか。関連サービスなどもあったろう。

支持されるも何も変更されたので、感情を表現する機能として使われていくようになるのだろうが、一度提供した機能を再定義することの難しさと是非を考えさせられる。