HTML5 Conference 2016

昨日は、HTML5 Conferenceに参加した。初回から連続して基調講演を担当させて頂いているのだが、昨年にGoogleを辞めてからはWebばかりを追っているわけではないので、今回はどのような話をするのか悩んだ。

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事前に、html5j代表の吉川さん矢倉さん、同僚のよーいちろーさんと打ち合わせをして骨子を固めたのだが、すぐに準備に取り掛からなかったので、いざスライドを作り始めようと思ったら、決めたことを忘れてしまっている始末。吉川さんにハングアウトで教えてもらいながら準備をした。本当に酷い orz

講演は思いの外好評のようだった。だが、Twitterでも指摘されたのだが、まるでGoogleの中の人のような話になってしまったことは反省してる。もう少し視野を広く持つようにしたい。ただ、Webというのは1社がコントロールできるものではなく、Webというオープンなコミュニティに参加するすべてのプレイヤーが作り上げていくもの。Google在籍時からそう思っていたし、今もその想いは変わっていない。基調講演を一緒に務めたW3C/Keioの中村修先生が、Webは"Distributed Operating System Created by Web Community"だとおっしゃっているのと同じ。

以前、Google Developer Dayという開発者向けのカンファレンスがあった。そこでも毎回基調講演をさせていただくなど、運営のメンバーの1人として参加していたのだが、このような良い意味での「お祭り」は楽しい。昨日は私も楽しませて貰った。久しぶりに会う方々もたくさんいた。スタッフの方々、お疲れ様。

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冒頭で「Qiitaをご存知ですか?」と聞いた時に多くの(ほとんどすべて?)の方の手が挙がったのは嬉しかった。オープンなWeb技術をさらに発展させるために少しでも貢献し続けられるように頑張りたい。