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企業のWebサイトが用いるWebサーバーの日米比較

以前、日経225に含まれる企業が外向きのWebサイトに用いるWebサーバーの種類を調査し、このブログで公表していた。「定点観測」と評していたのだが、最後に調査を行ったのはもう5年前になる。

定点観測:日経225に含まれる会社が採用のWebサーバー 2009年夏編 - Nothing ventured, nothing gained.

あまり変化がなかったのと、自分自身の興味が移ってしまったこともあり、止まってしまっていたのだが、今回久しぶりに調べてみた。

2014年版日経225に含まれる企業が採用のWebサーバー

前回までのブログでも書いているように、調査はHTTPレスポンスヘッダーの中のServerフィールドを見ているだけなので、必ずしも正しい結果とは限らない。あくまでも参考情報として見て欲しい。

以下が今回の結果だ。

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前回(2009年7月)の結果が以下だ。

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グラフだとわからないくらいの誤差だが、Apacheが178から180へ微増、IISが12から9へ減少、IBM*1が6から3へ半減というところだ。

2009年にはSun ONEとかNetscape EnterpriseとかLotus Dominoとか懐かしい名前も見れるが、これらを使っているところは今は無い。OthersにはOracle Application Serverなどが見れるが、2社以上が使っているものは無い。セキュリティ上の考えか、"Server"などを返すようにしているところもあった。

企業が採用のWebサーバーの日米比較

5年もたったのだが、あまり傾向は変わらなかったのだが、そもそもは2006年に私がまだマイクロソフト勤務だったころに日本のApache比率が高すぎることに疑問を持ったことから、この定点観測は始まった。それが以下のブログ記事だ。

日本でのApache比率は高すぎないかい?! - Nothing ventured, nothing gained.

この記事の中にも書いてあるように、(少なくとも当時は)米国ではIISを利用している企業が多かった。

そこで今はどうなのか調べてみた。日経225と比較できる指標はいくつかあると思うが、今回はS&P 500を用いた。

以下がその結果だ。比較のために、日経225の結果とともにパイチャートで表してみた。

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圧勝とまではいかないが、IISがトップシェアだ。未だに米国ではIISのシェアが高いようだ。

調べたのは企業のトップページであり、B2Cサイトなどではないため、ここで使われているWebサーバーに何を使っているかというのはそんなには意味が無いのかもしれないが、ここまで日米で違うことにはやや驚きを覚えた。

以下、参考までに東証一部上場企業のWebサイトについても調べたので、掲載しておく。日経225とあまり変わりはない。

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*1:IBM HTTP Server。中身はApache