Windows Vistaはウィルス対策ソフトいらず?
Windows Vistaの開発終了とともに勇退するといわれているマイクロソフトのJim Allchinいわく:
system's new lockdown features are so capable and thorough that he was comfortable with his own seven-year-old son using Vista without antivirus software installed.
Allchin Suggests Vista Won't Need Antivirus より
Windows Vistaのセキュリティセンターでもウィルス対策ソフトの導入を薦めているので、ウィルス対策ソフトが要らないというのは口がすべったのではないかと思う。
だが、彼が述べている2つのWindows Vistaの新しいセキュリティ機能のうちのASLR(Address Space Layout Randomization)は知っておいて損はないだろう*1。
この記事では、ASLRは
renders the object code of the system kernel in memory differently each time to the designs of malicious code
つまり、「システムカーネルのオブジェクトコードをメモリ上の異なる場所に毎回配置することでマリシャスコードのデザインを阻止」することができるものと説明されている。
Windows XPまではカーネルオブジェクトはメモリ内で常に同じベースアドレスにロードされていたが、それが毎回ランダムに変わるようになったのだ。
詳しくはMSDNにある「あの」Michael Howardのブログ記事が詳しい。
*1:もう1つはパレンタルコントロールだ。