Oracleと私

昨夜はOracle Cloud Developer Meetupに参加し、Qiitaの宣伝をさせて頂いた。

oracleclouddevelopers.doorkeeper.jp

普段のイベントとはやや異なる参加者がいらっしゃるイベントで、いろいろと学ばせていただいた。

しかし、何よりも感慨深かったのが、Oracleのイベントに私が出ているということ。

新卒で入った最初の会社であるDEC (Digital Equipment Corporation) は、経営状況が悪化した末期、事業をさまざまな会社に切り売りした。その1つがDEC Rdbだった。事もあろうか最大のライバルであったOracleに売却したときにはかなりの衝撃が走った。もっとも、その後、プロセッサ事業もIntelに売却するなど、似たことが起きて、競合に事業売却することはごく当たり前であることに気付いた。

転職したMicrosoftでは、SQL Serverの競合として常にOracleがいた。サーバーで競合していたSun Microsystemsも今ではOracleだ。

Googleでは事業領域も違うので、良くも悪くもOracleと関わることは無いと思っていたら、Javaのライセンスをめぐって裁判までする状況になってしまって、こりゃ、よほど私と相性の悪い会社だと思っていた。

感慨深い。

登壇までの1時間はOracleのAPEXのハンズオンだった。暇だったので、自分も参加してみたが、BaaS + PaaSのような形で簡単にアプリが作れる。データベースの会社だけあって、データ中心のアプリ(なんだかんだ言って、そのようなアプリはかなり多い)をさまざまなビューで見せるようなものには向いているだろう。まだ触ったこと無いので勝手な推測だが、kintoneと似たものを感じた。

今回のような機会が無かったら、APEXを触ることも無かったろう。関係者に感謝したい。