かな漢字変換

日経BPのITProに「“かな漢字変換ソフトの20年間”は未来へのステップ」という記事が載っていた。この記事そのものも面白かったが、それよりも記事へのコメントを興味を持って読むことができた。

記事ではかな漢字変換ソフトに使われていた技術が現在でも有効活用されているということを解説したものなのだが、記事へのコメントはWindowsやOfficeに搭載されているMS-IMEの変換効率が劣悪であるということを訴えるものであふれかえっている(いくつか反論はあるが)。

私自身はMS-DOS時代にはATOKを使っていたが、それ以降はずっとMS純正のIMEしか使ったことが無い。ただ、そんな私でも、MS-IMEのバージョンがあがるたびに戸惑うことは多々ある。現在のMS-IMEは文章の構成を把握し、それにより適切な変換候補が選択されるようになっている。そのため、短かい文でこまめに変換をしていくよりも、ある程度長い文章を打った後あとに変換をするほうが効率が良いようになっているようだ。古くから使っている人は単文節で変換する癖が付いていて、それが現在のMS-IMEが想定する使われ方と異なっており、既定の設定のままでは使いにくいということもあるようだ。私に関しては、自分の使い方を変えるか、MS-IMEの設定をいろいろ変えて試してみようかと思う。

ところで、バックスがヤフーの傘下に入っているとは知らなかった。どのように、バックスが持つ日本語処理技術が使われていくのだろうか。YSTとかに使われるのか、それとももっと別のサービスに使われたりするのだろうか。