Localization Future

マイクロソフトのChannel9に元同僚(正確には、上司の同僚だったんだが、そういうのってなんていうの?)のBernhardが出ているのに、今気づいた。

Machine Translation: Language automation in the platform

これ、在籍中に関わっていたから、結構詳しいんだが、機械翻訳(Machine Translation)の研究や応用と思って見ると、ミスリードするから気をつけたほうが良い。悪い意味ではなく、これは本格的な利用がいつになるか疑問視される声もある機械翻訳とは違い、すぐにでも利用可能な翻訳作業の効率化を図る技術だ。

簡単に言うと、すでに翻訳された結果をレポジトリ化しておき、それをVisual Sudioのプラグインから呼び出せるようにしたものだ。「ディスクがいっぱいです」という文字列を検索し、ターゲット言語を英語とドイツ語にしたら、この「ディスクがいっぱいです」という文字列の以前に翻訳された(実際には英語は翻訳元だろうが)文字列を検索し、それを利用する。プロジェクトの規模が大きくなり、プロジェクトの数も多くなると、多くのソフトウェアの場合、過去に翻訳された文字列と同じものを使うケースが増えてくる。そのような場合、この技術は画期的な意味を持つ。また、これを利用することで、無意味に新しい文字列を考えることもなくなるだろう。

マイクロソフトを辞めたのに、褒めすぎか? (^^;;;;

Bernhard、今度日本に来たら、奢ってね。なんちて。