「ホームページに設定」がいっぱい

ある会社のサイトを読んでいたら、その片隅に「ホームページに設定」というリンクがあった。ん? 何かの間違いじゃ、と思ったが、確かにそのサイトをホームページ(スタートページ)に設定するリンクだった。そう、ブラウザを起動したときに最初に表示させるあのホームページだ。

ちゃんと説明すると、私がアクセスしていたサイトはごく普通の住宅メーカーのサイトだ。何のために、社員でもない私がこの会社のサイトをホームページにする必要があるのか。

もしかしてと思い、ぐぐって見ると、自分のサイトをホームページに設定させる案内やリンク*1を持つサイトがいくつかある。私が見つけたような、どう考えても普通の人はホームページに設定しないだろうというような会社はそう多くなかったが、それでもポータル的な会社はわれ先にと自分をホームページにしてもらおうとしている。有名どころはもちろんのこと、地域ポータルやコミュニティポータルなど。気持ちはわかる。だが、自分のサイトが、お気に入り/ブックマークに入れてもらうのならともかく、1つしかないホームページに入れてもらえるレベルの位置づけのサイトなのかどうかは、考えればわかるだろう。

ネット広告で食べている会社って必死なのね、とか他人ごとのように思った。

ところで、タブブラウザになって、同時に複数のページを開いてブラウザが起動できるようになるが、これが普及することで、「ホームページに設定」の位置づけも変わらないだろうか。そもそも、ネット視聴率*2への影響はどうなるのだろう。誰かすでに考えてそうだし、今度調べてみよう*3

*1:JavaScriptで書かれたスクリプトをクリックさせて、それ一発で登録完了っていうようなやつ。

*2:ネットレイティングスなどが行っているもの。

*3:RSSリーダー/アグリゲーターを使った場合の影響も興味ある。